ラギ あのーもしかして蝙蝠の一族の方じゃないですか？
ん？そうだが・・・
ラギ やっぱりそうですか。黒い眼鏡でそうかと思ったんです。僕ラギっていいます
あのー少しだけでいいですからお話聞かせていただけませんか？
男 すまないが急いでいるので・・・・
ラギ お酒１０ケースでいかがでしょうか？
男 む？お酒１０ケース？私はドメルスキーこっちはシンディちゃんだ、よろしく
ラギ よろしくお願いします。ドメルスキーさんにシンディちゃん！
・・・・・・・
ドメルスキー ヨロピク〜と言っておる。かわいい坊やねだそうだ
ラギ ドメルスキーさんは蝙蝠と話ができるんですか？
ドメルスキー いかにも。我々は超音波で会話もできるのだ
ラギ すごいですね
シンディ ・・・・・・・
ドメルスキー 常識よん、坊や、だそうだ
ラギ はは、かわいい蝙蝠ですね。所で蝙蝠って逆さになってるものかと思ってましたが
ドメルスキー これはシンディちゃんの特技なのだ。どの蝙蝠でもできるわけではないのだ
ラギ そうなんですか。所で今日はこの国に何の用でいらしたんですか？
ドメルスキー お酒の買い付けだよ。コウモリに変身して飛んできたのだ
ラギ えええ！？
ドメルスキー ははは、冗談だ。オオコウモリにつかまってやってきた
ラギ それもすごいですけど・・・
ドメルスキー かなり離れているからしょっちゅうはこれない。今オオコウモリは
西の国境近くの洞窟で休んでいるよ
ラギ そうなんですか。人が捕まって飛べるくらいだから相当でかいんでしょうね
ドメルスキー でかいよ。君くらいなら丸呑みもできるよ
ラギ でしょうね（びくびく）
ドメルスキー ははは、ここの大蛇だってそれくらいはするだろう
ラギ 所で蝙蝠の国って地下にあるそうですね？
ドメルスキー いかにも、我々は明るい日射しが苦手だからね。昼間はこうして黒い眼鏡でも
かけないと目が痛くなってしまうのだよ
ラギ じゃあ国の中は真っ暗なんですか？
ドメルスキー そんなことはない。地下だが太陽の光が差し込む場所もあるし、光るコケで
覆われている場所や鍾乳洞などは結構明るいよ。植物なども育つし、
食用の獣だって育てているからね。
ラギ そうなんですか・・・地下の世界ってなんだか想像つかなくて・・・
ドメルスキー ものすごく広いよ。たまに物好きな観光客が来るが、案内がないと迷子になるよ
なんなら君も来るかい？オオコウモリに乗って
ラギ いえ、遠慮します
ドメルスキー ははは。残念だ。ではそろそろ失礼するよ
ラギ はい、ありがとうございます。お酒は西の国境に運んでおきますね
ドメルスキー ありがとう
シンディちゃん ・・・・
ドメルスキー じゃあね坊やだそうだ。シンディちゃんはこれでも５００歳だからね
ラギ えー！！！
しなくていいから・・・じゃあさようなら
ラギ さようなら、気をつけて帰ってくださいね！
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