第9話

ガーベラに会いに海へとやってきたラーズにラクアは、「今夜は３人で仲良くしよう」と言い出して、ゆりは初めての展開にかなり戸惑っていた。


うーん、ガーベラだったらどう言うだろう。３人でっていうに決まってるわよね。３人って、どんな風にするんだろう……


ゆりの頭の中はいろいろ妄想でいっぱいで、身体はそのまま硬直し、瞳はどこか違うところをみていたので、ラクアは女神の顔の前で手を左右に振っていた。

「ガーベラ、どうしたの？」

「え？　ど、どうもしないわよ。久しぶりの展開でちょっとびっくりしただけよ。夜が楽しみ〜」

ゆりは笑顔で両手を合わせて頬にあて、ルンルン気分を表現してみた。

「ガーベラったら」

ラクアは笑っている。だが、女神の笑みはかなりぎこちなかったので、それに気づいたラーズは横を向いてぷっと笑っていた。

「なに？」

ゆりはラーズを見た。

「いや、別に」

「午後の予定とかってあるのかしら？　私砂浜で貝殻を拾いたいんだけど」

ゆりは平常心で聞いた。

「そういえば何か言ってたかな。何かあったら呼びに行くよ。僕はここにいるから、ラーズはついていってよ」

とラクア。

「はいよ。じゃあ行こう」

「うん、あとでね」

ゆりはラーズと部屋を出た。


３人、３人、３人……


ゆりの頭の中は夜のことでいっぱいである。果たして３人でどうやってからむのか、いやでも妄想してしまう。


ガーベラだったらって考えると、やっぱりやるしかないわ。ラーズと二人でってのも無理だし、でも３人一緒にからまなくてもいいんだわ。

一人づつでからめば……私ってそんなに嫌がってない？　自分でも怖い……


以前強烈な儀式の夢を見てひどい拒否反応を示していた自分がなんということだろうか。


でも相手がラーズだからソフトな感じでいけそうだし、それはまあ安心かも。だけどハロルドにばれたら怖いことになりそう


廊下を歩いていたらグレンによく似たワイアットが足早にやってきた。ワイアットはラーズに驚いている。

「ラーズ様、いついらしたんです？」

「さっき。えーと……」

「ワイアットです。ガーベラ様、今日は海に入られる予定はありますか？」

ワイアットは女神に視線を向けた。

「今日は入らないわよ。今から砂浜に行くところ」

「そうですか。わかりました。では」

ワイアットは再び去って行った。

「ワイアットってグレンに似てるな」

ラーズがゆりに言った。

「そうね。同じ伝令神みたいだし」

「ところで、ガーベラはグレンのことはどう思ってるんだ？」

ラーズは突然そっちの話題をだしてきた。

「どうって、儀式もしちゃったし、好きは好きよ」

「じゃあ恋人だと思ってるのか？」

「さあ、どうなんだろう。私にもわからない」

グレンと儀式をしたとは聞いたが、恋人にしたとは聞いていないので、ゆりにはわからなかった。

「あれからグレンとした？」

「え？　ううん」

ゆりは首を横に振った。


グレンとするどころか話もしてないわ。グレンはあのことどう思ってるんだろう？　


とゆりは思ったが、今は今晩のことで頭がいっぱいである。すぐに頭の中はそっちにいってしまった。

神殿を出ると、ラーズがゆりを抱っこして、砂浜まで連れて行ってくれた。


ゆりは砂浜を見ながら綺麗な貝殻を探した。


何か入れ物を持ってくればよかったなあ。でも、そんなには持って帰れないからちょっとでいいかあ


ゆりはピンク色の貝殻を手に取っていた。

「綺麗」

「ガーベラ、ほら」

ラーズはでかいホタテの貝殻のようなものを拾ってゆりに見せていた。

「これ、ガーベラの胸が隠れそうじゃないか？」

ラーズは冗談交じりに言っている。

「ラーズったらやだー」

とゆりは笑っていたが、（昨晩そんなのをつけて踊ったとは言えない）などと思っていた。


ゆりは下ばかり向いて砂浜を歩いていたが、ラーズはあたりをきょろきょろしながら歩いていた。ラーズはガーベラと海岸をこうして歩いたことはない。

本物のガーベラなら、貝殻を拾いたいなどと思わないのかもしれない。

（しかし、さっきは戸惑っててかわいかったなあ。ラクアとはしたのかな？　二人の男相手で大丈夫なのかなあ。ラクアと二人っきりにするよりは、見守ってあげたほうがいいかも？）

人のよいラーズは（ラクアにばれないように、ちょっとフォローしてあげたほうがいいかもしれない）などと思っていた。

ラーズはガーベラの中身が時々変わることにかんしては今では面白いと感じているが、他の男たちはどう思うかはわからない。

（だが考えてみれば、夜になればガーベラが入れ替わることもあるかもしれないしな。そんなに心配することじゃないか）

元々そういうことが嫌いならガーベラに入ってるわけもないので、まあ変わらなくても大丈夫だろうとラーズは思った。


ゆりは立ち止ってしゃがみ込んでいた。金髪に砂がつこうがおかまいなしである。

「何かあった？」

ラーズが横から覗いてみた。砂の中から、にょきっと何かが出てる。

「わっ、なんだこりゃ」

「貝みたい。あっちにもいる」

よくみると、砂浜のあちこちに、何かが出たり入ったりしている。

「へー貝」

「おいしいかな？」

「え？」

「なんでもない」

ゆりは笑っていた。

ゆりはでてきた貝をつついてみている。気持ちが悪いとは思わないようだ。

「カニもかわいいなあ」

砂浜を小さな赤いカニがいったりきたりしていた。

（さっきから気になってるんだが……なんか妖精が多いような……）

ラーズはあたりを見回して思った。二人の近くにはいないのだが、少し離れた砂浜や崖の上に妖精の姿が見える。

中には男の神の姿も見えた。みな海を気にしているようである。ラーズは海を見たが、海には妖精も神もいなかった。時々魚がはねているくらいである。

と思ったら、遠くから何か大きな白い物がやってくるのが見えた。

（なんだ？）

波間を漂っているのは、大きな大きな貝であった。貝は開いている。貝の中に何かあるようだが、（よく沈まないものだ）とラーズは思った。

崖の上にいた妖精がそれに気づいたようだ。何か上でいっている。

「ガーベラ、あれをみてみろよ」

ラーズはずっと下を見ていたゆりに言った。

「何？」

「海の上に何か浮かんでる」

ゆりはラーズが指す方向を見て、初めてそれに気づいた。

「貝の船か何か？　大きな貝ねえ」

丸みを帯びて開いた大きな貝がゆりにも見えた。貝殻の内側が、キラキラ輝いている。

「中に何か見えるけど、なんだろう？」

「こっちに来るなあ」

波にゆられながらも巨大な貝は近づいてきて、砂浜近くまでやってきたのだった。二人はそれに近づいて、砂浜からそれを眺めた。

「まー大きな貝。人が入れそう。ベッドにできそうね」

下側の貝には布が敷かれて、その真ん中にキラキラ輝くものが乗っていた。宝石か何かのようだが、よくわからない。

「よく中に水が入らないわねえ」

「ガーベラ、これなんだと思う？」

「うーん、罠っぽい」

「罠？」

ラーズは笑って聞いた。

「あの宝石をとったら貝がしまるんじゃない？」

「えー？　まさか」

「じゃあとってみたら？」

ゆりは自分でとる気はないようだ。

「うーん……」

などと言っていたら、妖精が４人もやってきて、何も言わずに大きな貝を回収してしまった。

「？　わかった。誰かのベッドが間違って海に落ちたんじゃない？」

ゆりは適当に推理していた。

「えー？　間違って落ちるかな？」

「じゃなかったら何？」

「うーん、罠、かな？」

「うふふ」

笑っていたらカモメが飛んできて、何かを砂浜に落として行った。

「何かしら？」

ゆりが拾ってみると、それは真珠の玉だった。別のカモメが少し離れた所にも落としている。

「？」

真珠の玉は一直線上に落ちていた。二人がそれをたどっていくと、岩場についた。岩と岩の間に小さな小舟が漂っている。小舟の中に宝石箱のような綺麗な箱が置いてあった。

「うーん、なんかわかりやすい罠って感じがするけど……」

罠じゃなかったら何なのか、ゆりにはさっぱりわからない。

「確かにわかりやすいな。船に乗ったらどこかにいくとか？」

ラーズもさすがにおかしいと思っているようだ。

「どうやっていくんだろう？　あ、船の下に何かいるみたい」

影のようなものしか見えなかったが、船の下には大きな魚か何かいるようである。

「乗ったらどこに行くんだろうな？」

「さあねえ」

「おお、ガーベラ殿、こんなところに！」

男の声がして振り向くと、宴会で横に座っていたシュレンがやってきていた。

「そろそろ神殿に戻られてはどうかな？」

シュレンは笑顔で言っていた。

「シュレンさん、あの船は何ですか？」

ゆりはシュレンに聞いてみた。

「船？　ああ、さーなんでしょうなあ。わしにもわかりませんな。さあ、行きましょう！　ラーズ殿は相変わらず派手ですなあ」

シュレンは二人を促して、その場から離れさせたのだった。


さて、その頃アシュラン側の神の国、ハロルドの神殿に、クーリーフンとサーラがやってきていた。クーリーフンはキュリアに竪琴を教えて一緒に演奏したりし、サーラは

神殿の中をうろうろ飛び回っていた。そこにハロルドが顔を出した。

「クーリーフン、ガーベラは今日どこにいるんだ？」

二人は演奏中だったが、ハロルドは遠慮なく聞いていた。

「お母さんなら海に行ったよ」

クーリーフンは演奏の手を止めずに言った。

「海？」

「儀式の花をもらったお礼に歓待したいっていわれてさ、昨日からいってるよ」

「そうなのか。向こうには嫌われてるんだろ？　よくいったな」

「ラクアに頼まれてさー仕方なくだよー」

「ふーん」

ハロルドは部屋から去って行き、また戻ってきた。

「クーリーフン、ちょっと来い」

「ええー」

「早く」

うむを言わせぬ感じなので、仕方なくクーリーフンは竪琴を置いた。

「ちょっと待ってて」

「はーい」

ハロルドはクーリーフンを奥の部屋に連れて行った。

「海って、どっちがいってる？」

ハロルドはクーリーフンに顔を近づけて聞いたのだった。

「どっち？　ああ、お母さんのこと？　さー」

クーリーフンは目をそらせている。

ハロルドはじろりとにらんでいた。

「そりゃまあ、途中偶然に変わるかもしれないけどね。そんなことまでは知らないよ」

クーリーフンは笑顔で言った。

「あの女なら、喜んで行きそうだ」

「そうかな」

「絶対喜んで行く」

ハロルドはゆりの夫であるかのように推理し、クーリーフンはちょっとひきつった笑みを浮かべて部屋を出て行ったのだった。



海側では、ゆりとラーズが神殿の中の部屋に戻ると、ラクアも子供達もいなかった。シュレンによれば広間にいるようである。ゆりは拾った貝殻と真珠を台の上に置いた。

「この真珠、もらっちゃっていいのかしら」

先ほどカモメが落として行った真珠である。１０個ほど落として行ったが、２個だけ拾っていた。結構大きな真珠だった。人間界でなら、高値で取引されそうである。

「いいんじゃないか？」

「そうかしら」

二人は部屋を出て広間に向かった。


広間に入ると、海の神々がにこやかに出迎えてくれた。

「ガーベラ様、こっちに来てください」

レヴァーンが笑顔でゆりを手招きしている。

「楽しまれてるようでよかった」

「本当に、よかったですわ」

マリナールとエヴァも妙に笑顔で側にやってきた。他のみなも笑顔である。

「おお、ラーズじゃないか。相変わらず派手だのう」

マリナールはラーズに近寄り、肩にぽんぽん手を乗せていた。

「ははは、どうも。マリナール様も、相変わらずのたくましさですね」

ラーズはそう返した。

「はっはっは」

広間にはラクアと子供達もいた。

広間の中央には、ちょっと変わった鉄琴のようなものや木の板が並んだ木琴らしきものがあり、大きなタライもあった。その中には並々と水が入っている。

「ここでしか楽しめない演奏会を披露しようと思うてのう」

「演奏会ですか？」

ゆりはその言葉にどきっとしていた。

「水の演奏会ですよ。せっかくだから、ガーベラ様に誰が一番上手だったか決めてもらいましょう」

レヴァーンの母親が言い出した。

「私ですか？」

「ラクアも参加してね」

「はあ」

「わしは最後じゃ」

マリナールは自信たっぷりに言っていた。

「たのしそー」

「がんばっ」

子供達も応援している。こうして水の演奏会とやらが始まった。タライの中の水を力で操り、水の塊を使って楽器を演奏するのである。

それは確かにここでしかお目にかかれない水の演奏会だった。


すごっ！


水が奏でる音は、ちゃんとした音楽になっていた。


すごーい！　すごーい！


ゆりは感心して眺めていた。男の神の音は荒々しいが、女性はやはり優しい感じの曲である。

水の塊がぽんぽんはねるのを見ているだけで楽しい。

６人ほどが演奏してラクアの番になった。ラクアも水の神だけあって、見事に明るい曲を演奏していた。

「すごい！」

ゆりも子供達も拍手している。そして最後はマリナールの演奏が始まった。マリナールはダイナミックな曲を演奏し、見事にとりを飾ったのだった。

大きな拍手が起こった。

「ガーベラ様、誰の演奏が一番気に入りました？」

レヴァーンの母親に聞かれてゆりは、「マリナール様の演奏も素晴らしかったですが、やはりエヴァ様の演奏ですわ。繊細で、素敵な曲でしたもの」と返した。

「まあ、ありがとう」

エヴァは微笑んでいる。

その後はちょっとした宴会のようになった。昨日のような大勢でのものではなく、１０人くらいがそれぞれくつろぐようなものである。マリナールとエヴァも、一段上がった台座ではなく、

今日は皆と同じ場に長椅子を持ってきて座っていた。今日のお酒はジンラのお酒のようだ。昨日出た酒のつまみは今日は出てこないようなので、ゆりはちょっとがっかりしたが、

今晩にそなえて体調も気をつけねばならないので、ホタテを食べたいとも言わなかった。

水で鳴る楽器は広間の隅に移動させられていた。子供達はレヴァーンと一緒にそれで遊んでいる。ユリアナとイオナの力では、スムーズな曲を奏でるのは難しいようだ。


マリナールがガーベラの儀式の間のことなどを聞いてきた。その間子供たちが大人になったという話をしてきて、ラクアはしどろもどろになって話を返している。

宴会の間も、伝令神ワイアットがマリナールに何度か耳打しては去って行くことがあった。ゆりはまったく気にしていなかったが、ラーズは（なんかあったのかな？）と感じていた。

（さっきの浜辺のあれといい、何かあったっぽいけどなあ……まあそんなに危険なことも起きないか）

神の国で起こる危険なこと、というのがラーズには想像できなかった。神の国のはずれならばわかるが、ここは海の神殿がある場所なのである。

海の王ともいえるマリナールは、かなり大きな力を持っている。

（さっきの罠が気になるけどな……しかし罠って発想が面白いよな……人間的発想かもな）

ライオネルやハロルドなど戦う神は別であるが、普段神の国で暮らしている神々というものは、平和ぼけしているのかあまりいろいろなことに危機感を抱いたりしないものなのである。


女の妖精達がやってきて笛の音に合わせて踊りだした。今日はさほどセクシーな衣装は着ていない。

「昨日のガーベラ様の衣装はよかったなあ。よく貝が似合ってて」

レヴァーンの父親が言い出して、ゆりはぎょっとした。

「え？　貝？」

ラーズが反応している。

「ううん、なんでもない」

ゆりはラーズにすぐ言っていたが、ゆりの右に座っていたラクアが笑いだしてしまった。

「え？　何？　何？」

ラーズは興味津々である。

「なんでもないの。貝の話はおしまい」

「いやーラーズは昨日くるべきだったよ」

ラクアは笑いながら言っていた。

「なんだよー」

「なんでもないの」

ゆりは赤くなって否定していた。


今日の宴会は早々にお開きになった。いつも長い宴会なわけではないらしい。

「ラクア、この後海に出る予定はあるかのう？」

マリナールはラクアに聞いていた。

「いえ、今日はもう神殿にこもっていようかと」

「そうか。これから海が荒れるかもしれんから出ない方がいい」

「そうですか」

ラクアは何も疑わずに答えた。

「それじゃわしらはこれで」

マリナール夫妻とその娘夫妻は笑顔で去って行った。

「カカ様みてみてー」

「なになに？」

ゆりが寄っていくと、子供達は水で楽器を鳴らしてくれた。

「ちょっと練習しただけでかなり上手になったわねえ」

「えへへ」

二人ともうれしそうだ。

「上手だよ。君たちは音楽センスも抜群にあるし」

レヴァーンはにこやかに二人をほめたたえている。

「君ももういっていいよ」

ラクアはレヴァーンにつれなく言っていた。


部屋に戻ろうという時間になった。ゆりは（いよいよかー）とドキドキしている。


そうだ。水浴はもう無理でも身体くらいはふきたい。ちょっと妖精に頼んでみましょう


女の妖精に頼むと軽く水浴をさせてもらえることになった。

ゆりはラクア達と別れて水浴をしに行った。ここは神殿の中に浴室が備えてあるのである。きっと湖や池が近くにないからだろう。

脱衣所のような部屋に鉢植えの花が並べられていた。

「あ、そーだ」

ゆりは昼間のことを思いだして鉢植えの花に手を伸ばした。そして念を込めた。すると、赤い大きな花がキラキラ輝きだした。

ゆりはその花をもらった。

横で女の妖精がじーとみていたので、ゆりはもう一個作って妖精に「はい」とあげた。

「ありがとうございます！」

妖精はよろこんでいる。

丸い石づくりの浴槽のような場所に水が３分の一ほど入っていたので、ゆりはその中に花びらを入れて、黄金の髪をまとめて手でもったまま、体を水に入れた。


せっかくお風呂があるんだから、たまにはお湯とか入れればいいのになあ……


「ねえ、海の神様でも、水に入りたくなるものなの？」

ゆりは疑問に思ったので妖精に聞いてみた。

「ここは香油をたらしたりして、匂いを楽しんだりする場なんです」

妖精は花を大事そうに持って教えてくれた。

「そうなんだ」

「このお花もとてもいい匂いですね」

「うん、いい匂い」

水浴が終わるとゆりの気持ちも落ち着いていた。


仲良くなるからには、やっぱり二人をめろんめろんにしたい！


かなり前向きな気分になってきたのである。それは儀式の前のような気分でもあった。


だって私は愛欲の女神ガーベラだもの〜


ゆりは決意を新たに部屋に戻ったのだった。


つづく

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