第52話
二人のゆりが夢で肌の蛇たちに出会った翌日、ゆりはラクシュミにそのことを話した。ミルキダスと二人きりで会いたいとも。
他の男達に内緒となると、一緒にいてもらうのはまずいと思ったのである。
ラクシュミは「二人で会うのはちょっと危険じゃないか？」と難色を示していた。
「でも、他の男達もミルキダスみたいになるとややこしいでしょ？ 心配なら、シスにいてもらう？」
「そうだな。シスが一緒なら安心だな」
「ところで、ラギはミルキダスのこと、知らないのよね？」
ゆりはつい小声で聞いていた。ミルキダス大好きのラギがこのことを知れば、泣きわめいてゆりに詰め寄ることは間違いない。
「最近ミルキダスが城にこないから気にしてるらしいが……シスには言う必要があるな。今日ミルキダスに会うか？」
「そうね。さっさと終わらせたい」
ゆりは午後、シスと一緒にミルキダスの屋敷に行くことになった。
ラクシュミからミルキダスの異変を聞かされたシスは、話の内容に驚きつつも、（またラギに秘密にしなきゃいけないのか……）と暗くなっている。
「ラギに秘密にするのは気が重いんですが……」
「ミルキダスが元に戻ったら打ち明けてもいい」
「わかりました」
（肌の蛇が身体を乗っ取るなんて……そんなことがあるんだ？ ミルキダスは一体どんな状態なんだろう）
シスの肌にいるのは子蛇だけなので、ちょっと想像できない話である。シスはたまたま廊下で出会ったフリットをじろじろ眺めてしまった。
フリットの蛇も、フリットの身体を乗っ取りたいと思うことがあるのだろうか、と気になったのだ。
「どうかしたんですか？」
フリットは首をかしげている。
「ううん。おはよう、今日も暑いね」
シスはフリットから離れたが、（他の人の肌の蛇はどうなんだろう？ なんでミルキダスだけそんなことになったんだろう？）とそこが疑問だった。
午後になった。
ゆりは緊張して昼食もあまり食べられなかった。ラギはゆりがシスと出かけると聞いて、さっそく「どこに行くの？」と聞いている。
「ちょっとね。帰ってから教えるよ」
シスは平常心を装ってそう答えた。
男達もそれぞれミルキダスのことを気にしていたが、ラクシュミは「ゆりが午後、シスと説得しに行くのでミルキダスに会いに行かないように」とミカエルに話していた。
「どうしてシス様なんですか？」
王の間でミカエルは当然そう聞いたが、ラクシュミは、「あまりミルキダスを刺激しないためだ」と答えた。
ミカエルは男達に思念を回している。
―王妃が午後ミルキダスの蛇を説得しに行くようだ。我々は行かないようにとさ
―そうか。うまくいくといいな
フリットはそう返し、イシュタールは、
―王妃は金蛇に会えたのかな？
とついこんな疑問を発していた。
―ミルキダスは王妃の金蛇に会いたがっていたが……
―会えるものなら私だって会いたい！
ハインリヒが言っていた。
―私だって……
とミカエル。
―それほど強い思いでミルキダスの蛇は王妃の金蛇を想っていたんだな
フリットがしみじみと言っていた。
―我々の蛇だって、きっと王妃の金蛇を想ってると思いますよ
とジュノー。
―王妃の蛇紋の蛇はみんな好きだが
とイシュタール。
―とりあえず、王妃の邪魔はしないでくださいよ
ヴィラがなだめるように言った。
ゆりの蛇紋について、となると、ミルキダスだけの問題でもない。他の男達の蛇だってもし話ができたならば、「金蛇に会いたい」と言うに違いない。特にハインリヒにとっては、
蛇同士が交わった恋人なので、その想いも強いに違いなかった。
ゆりはシスの瞬間移動でミルキダスの屋敷へと飛んでいた。
シスははじめてかなり変わったミルキダスに会い、ちょっと戸惑っているが、これが肌の蛇の意識だ、といわれてもぴんとこなかった。
ミルキダスらしき男もかなり緊張した様子でゆりとシスを客間に通していた。
「あのね、昨晩夢で金蛇達に出会えたのよ。それで、あなたに会ってほしいって頼んだの」
ゆりは思い切って言った。
「ほ、ほんとうに？」
男の目が輝いた。
「うん」
お願い、ミルキダスの話を聞いてあげてちょうだい！！
ゆりは命いっぱい心の中で頼んだ。
シスも男も固唾を飲んでゆりを見守っている。
どうかお願い！！
ゆりが祈り続けること１５分ほど、ようやく、ゆりに変化の兆しが現れた。ゆりの肌に金色の鱗の模様が浮かんだのだ。
シスは「ママ！」と言ってゆりに抱きついていた。
「ママ……ん？ あれ？」
シスは自分でもわからない衝動に首をかしげている。
ゆりはシスの頭をなでなでしていた。
「本当にあなたなのか？」
男は感動した様子である。
「そうよ。私に話ってなあに？」
ゆりに現れた金蛇は男を見つめて聞いた。
「……だが、あの時のあなたではないね」
男はそこに気づいていた。やはり表に出てきたのは、もう一人の金蛇だったようだ。
「どっちだっていいじゃない。それで何の用なの？」
「彼女は、怒ってる？」
男はちょっと悲しげだった。
「さあ、よくわからない」
「……あの時、思いがけず彼女に会えて、すごくうれしかったのに、つい、責めるようなことを言ってしまった。ただ、謝りたかった」
「そうなの。わかったわ。話はそれだけ？ 私はもうこれが限界だからいくわ」
「ありがとう」
ゆりの肌から金色の鱗の模様は消えてしまった。
やけにあっさりと金蛇は行ってしまったので、ゆりとしてはかなりもやもやした気分だった。もっとミルキダスに優しい言葉をかけてあげればよかったのに、と
思うが、彼女にとってミルキダスは恋人だという認識はないのかもしれない。
（それにしてもそっけなさすぎだよねえ。私の蛇とは思えない）
ミルキダスの蛇はどう思っているのか、ゆりはちょっとうかがうように男の顔を見た。
「ありがとう」
男はお礼を言ってくれた。
「ううん。あれでよかったの？ 結局あの時の金蛇には会えなかったけど……」
（会って話くらい聞いてあげてもいいじゃない）とゆりは自分の金蛇に心の中でぶーぶー言っている。
「他の男達と愛し合うなんてひどいってつい、言ってしまった。突然目の前に彼女の子供だけ現れて、あの時はかなりショックだった」
「う……ごめんなさい」
「俺たちはみんな、彼女達のことが好きだった。あの時会えて、本当にすごくうれしかった。もう会えないと思っていたから……本当にうれしかったんだ。ありがとう」
「ううん。こちらこそ、ごめんね」
シスはまだゆりにひっついていたが、男はゆりに近づいて、ゆりを軽く抱きしめてはなした。
「この身体が、あなたと愛し合えた時は感動したよ。あれで報われた気分だった」
「え、あ」
ゆりは思わず頬を赤らめていた。男が言っているのは、あのガーベラの儀式の時のようである。ゆりはシスの両耳をふさいで、
「あなたはあの時のこと覚えてるの？」
と聞いてみた。
「覚えてる。あの時彼女達は出てこなかったし、この本体の方は覚えていないがね」
「そ、そうなんだ。ミルキダスに身体を返してくれる？」
「うん。後で返す。約束する」
「ありがとう」
ゆりはシスの耳から手を離して、男の手を握りしめて、屋敷を出て行った。
まさか、肌の蛇はあの時のことを覚えてるなんて……ミルキダスの蛇、いい人じゃん……それに引き換え……
「もー話くらい聞いてあげてよ。冷たいわね！」
ゆりは自分の金蛇にぷんぷん怒っていた。
「あんなにいい人だったのに。もうちょっと優しくしてあげてもいいじゃないよー冷たすぎるよー」
「僕もなんか変な気分だったなあ。すごくドルイドに会いたい気分。母様を送ったら会いにいこうかな。あ、ラギにも説明しなきゃ」
「ミルキダスが元に戻ってからでいいんじゃない？」
「そうかな。そうだね」
二人は城に飛んだ。そしてラクシュミに報告してからゆりの部屋に入ると、部屋の中にはミルキダス以外の男達がいて、ゆりは驚いた。
「わっ！ びっくりした。みんなそろってどうしたの？」
「ミルキダスはどうでしたか？」
フリットが聞いた。
「後で身体を返すって言ってたよ」
「そうですか。よかった」
「ミルキダスに金蛇を会わせることができたんですか？」
ミカエルが聞いた。
「え？」
「ミルキダスは王妃の金蛇に会いたがってたんでしょう？ どうやって会わせたんですか？」
「えーと……」
ゆりは困った様子である。シスは、「じゃあ僕はこれで」とゆりが止める間もなく、さっさと部屋を出て行ってしまった。
ゆりは男達と残されて気まずい気分である。
「王妃、すいません。ミカエルがどうしても王妃に聞きたいと言って……」
イシュタールは申し訳なさそうである。
「確かに彼は金蛇に会いたがってたんだけど、そうそううまくいかなくて、私がなんとか説得して、終わったの」
ゆりは胸に手をあてて言い張った。
「えー？ 本当ですかあ？」
（私もパス、後はよろしく）
（えっ！！）
黒目のゆりは引っ込んでしまった。
「王妃、どうやって彼を説得したんですか？」
ミカエルはそこが気になって仕方ないようだ。
「もーどうでもいいじゃん。そーだ。せっかくだからミルキダスが元に戻りそうなお祝い乾杯をしよう！」
蛇の目のゆりは気分を変えて言い出した。
「なんかごまかしてるでしょ」
ミカエルはゆりをにらんでいる。
「私も金蛇に会いたい。なんといっても私と金蛇は愛し合った恋人」
「うるさいの。誰かお酒を持ってきて」
蛇の目のゆりはハインリヒの言葉を遮った。
「王妃ーなんかごまかしてるんじゃないんですかー？」
ハインリヒはゆりの横腹をつついている。その時ノックの音がしてラギが中に入ってきた。
「お母さん帰ってた。あれ？ みんな集まって何をしてるの？」
ラギは素早く男達を見回して、「ミルキダスがいない」と言い出した。
「なんでミルキダスだけいないの？」
「ミルキダスは自分の屋敷にいるわよ。ちょっと風邪を引いて寝てるの」
ゆりは仕方なくそう説明した。
「え？ ほんと？ まだ寝てるの？」
ラギはどうも怪しんでいる。
「本当ですよ。そろそろ復帰して城にも来ますよ」
ジュノーが言うと、ラギは安心したように部屋を出て行った。
部屋に酒が用意されて、とりあえず乾杯することになった。男達は喜んで乾杯というよりは、それぞれ微妙な様子である。
どうも金蛇のことが気になっているようだ。
「私はミルキダスに会いそびれてしまったからいまいち実感できてないが、本当にミルキダスは様子が変わっていたのか？」
フリットが皆に聞いていた。
「変わってましたよ」
「でもいい人だったわよ」
蛇の目のゆりが言った。
「王妃、説得って、もしや色仕掛けで？」
ミカエルが怪しんで聞いた。
「違うわよ。話して納得させたの」
「何を話したんです」
「うるさいの。なんでもいいでしょ？」
「夢でミルキダスの蛇と王妃の金蛇は本当に出会ったんですか？」
フリットが聞いた。
「それはそうみたいよ」
「王妃の金蛇は人になっていたんでしょう？ ミルキダスが女性に会った気がすると言ってましたよ。どんな姿なんですか？ 王妃は会ったんですか？」
ジュノーが聞いた。
「会ってない。だけど、多分美人だろうねえ」
ゆりは酒を飲みながらはぐらかしている。
「私も金蛇に会いたい。私の夢にも来るように言ってくださいよ」
とミカエル。
「王妃の金蛇なら私に会いたがってるはず」
ハインリヒが言っている。
「お前はもうひっついたからいいじゃないか」
「またひっつきたい」
「もう二度とだめですからね。王妃」
「はいはい。もううるさいから解散しようかな」
蛇の目のゆりは面倒になって言った。
―お前どう思う？ ミルキダスの蛇は、王妃に説得されて本当に去る気になったのかな？
ジュノーがヴィラに聞いた。
―うーん、王妃が金蛇を見せたとか、そっちの方が確率が高い気はするな
―そうだよなあ……なんで話してくれないんだろう？
―我々もおかしくなったら困ると思ってるとか？
―なるほど。金蛇が人になった姿、私もみたかったなあ。綺麗な女性だったんだろうなあ
―そうだな……
―実際に夢で会えたら、私の蛇も覚醒しちゃうかもなあ……
二人は金蛇の女性姿を想像していた。
「なにはともあれ、ミルキダス様が元に戻るならよかったですよ」
シャナーンはほっとした様子である。
「自分の蛇に身体をとられるって想像できるか？」
フリットはイシュタールに聞き、「想像できないなあ」とイシュタールは返していた。
「私の肌の蛇は、自立させようとへびっちを追い出しているらしい。彼が言ってた」
「自立……まあ、それが可能な蛇だからな」
「そんな、別に追い出さなくてもいいと思うんだが……たまにはへびっちにゆっくりいてもらいたいし」
「ははは」
「王妃、せっかくなんで、いちゃいちゃして、がんばって金蛇を出しましょう」
ミカエルが言った。
「え？ いやいい。がんばっても金蛇でないから」
「出しましょうよーこの前の蛇ちゃんでもいいですからー」
「もういいの。ミルキダスは大丈夫だからみんなお仕事しなさい」
「ぶー」
「王妃の金蛇、私に会いたがってないです？」
ハインリヒもゆりにからみ、ゆりは「さあ」と曖昧に返していた。
「きっと会いたがってますよ」
「はいはい、もう解散解散」
蛇の目のゆりは強引に終わらせて、男達を部屋から出したのだった。
「やれやれ、あー疲れた……」
ゆりは長椅子に寝転んだ。
来年の赤い月は、彼女達も出てくるのかしらん。どうなるんだろう……せっかくだから普段も肌に出てくればいいのに
肌ごしの恋人じゃ、やっぱりいやなのかな……
「ミルキダスに、会うだけでも会ってあげてほしかったなあ……もし、また夢で出会ったら、今度は優しくしてあげてね」
蛇の目のゆりは語りかけるように言ったが、だれからの返答もなかった。
ミルキダスは次の日には城にやってきてラクシュミにことの成り行きを説明して謝っていた。そしてラギに顔を見せて安心させている。
その後ミルキダスはゆりの部屋にやってきた。
「王妃、すいませんでした」
「ううん。身体を乗っ取られたって嘘なんじゃない？ 彼に身体を貸してあげたんでしょ？」
ミルキダスは穏やかな表情である。
「そうなるんですかね。少しくらいならいい、と思ってしまったのかもしれないです。自分でもよくわからないんですが……私は彼が出ていた間のことは覚えてないですよ。
彼はどうやって納得して去ったんですか？」
「彼は夢で金蛇が人になった姿に出会って、つい責めちゃったって言ってたよ。だから謝りたかったんだって」
「やはり」
「金蛇が、ちょっとだけ表に出てきたの。他のみんなには内緒だけど。でも、あの時ミルキダスに出会った彼女は出てこなかった。それでも、彼は気が済んだみたい。
私としては、もやもやしてるんだけどね」
「そうですか」
「子蛇も元に戻ったの？」
「はい。不思議な体験でしたが、不快ではないんですよ。周りのみなさんはびっくりしたでしょうが」
「そうだね。ミカエルは肌の蛇に身体を乗っ取られたらどうしようってびびってたよ」
ゆりは笑っていた。
ゆりの部屋の扉が開いて、へびっちが中に入ってきた。へびっちはミルキダスを見てうれしそうな顔をしている。
「へびっちにもわかるんだ。兄弟が戻ってきてよかったね」
へびっちはうなずいていた。
「心配をかけてごめん」
へびっちはミルキダスの背中をなでなでしていた。
二人のゆりが金蛇達と出会ったのはその数日後の夢だった。
ゆり達がいくら「人になって」と頼んでも、二人は人にはなってくれなかった。
「ねえ、肌に出ようと思えば出られるんでしょ？ 蛇姿でなら出てきてよ。ね、いいでしょ？」
黒目のゆりが頼んでも、蛇達はつーんと横を向いている。
「私の蛇とは思えないほど冷たいわね」
蛇の目のゆりは口をとがらせている。
「もし、今度ミルキダスに夢で出会ったら、優しくしてあげてよね。肌越しでも恋人みたいなものじゃない。あれじゃ冷たすぎよー」
「そーよそーよ」
夢の空間が少し広がっていた。
遠くから、二人の男がやってくるのが見えた。
「誰か来た！」
「本当だ！」
男は黒ずくめの二人だった。黒い短髪で、背が高い男である。二人は同じ顔、同じ姿だった。大きめな目に紫色の瞳、黒っぽい肌にはうっすらと黒い鱗の模様が見える。
顔はハインリヒに似ているようだが、どこか違う。
二人のゆりがぼんやり男を眺めていると、横から二人の女が男に近づいて行った。人化した金蛇達である。
「「リヒリヒ〜」」
「え？ リヒリヒって、もしかしてハインリヒの蛇？！」
「えーなんで二人もいるの？」
二人のゆりは驚いている。
男は人化した金蛇達を腕に抱きしめていた。
「魔王人化？ 魔王って二人いたんだ？」
「変化すると顔が別れてたけど、あれって本当は二人いたのかも？」
男達は金蛇達になにやら話している。金蛇達はちょっと困った表情だった。
「多分、怒ってるんじゃない？ 俺の所に先に会いに来いとか言ってそう」
「絶対言ってるね。魔王、いや、魔王様さすがハンサムね。なんか貫禄がある」
「確かに、強そうな感じね」
二人のゆりはぼそぼそ言い合っている。
すると、男達がこちらに近づいてきた。二人のゆりが緊張していると、男達はそれぞれゆりの頭をなでなでして、なんと頬にちゅっとキスしてきた。
魔王様にキスされた！
二人のゆりはかなり驚いていた。金蛇達が男達を引っ張りゆりから遠ざけた。何やら話しているようだがゆりには聞こえなかった。
「昔嫌いとか言わせちゃってごめん。魔王様は素敵だった」
「他のみんなの蛇達にも会ってみたいー！」
「子蛇は来てないみたいね」
「とりあえず、私達は退散しようよ」
「そうね。ごゆっくり。（何するのか想像すると怖いけど……）」
二人のゆりは姿を消した。
翌朝、自分のベッドで目覚めたハインリヒは、（良い夢を見た気がする）とは思っていたが、夢での記憶は残念ながらさっぱりなかった。
服を脱いで「あれ？」と異変に気づいた。肌の黒蛇がなんと二匹に増えている。
「え、ええ！？」
二匹の蛇はからまるように胴体をくねらせてお腹にくっついていたのだった。
つづく
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